地元で愛される名店の改装。お客様が、寛いで食事を楽しめる店に。

東京都

初代から二代目へ。店の継承と共に改装を決意。

駅の改札を出て徒歩数分。
老舗の趣をたたえる、落ち着いた佇まいの店舗があります。


ここは、創業47年の鮨屋。
確かな目利きによる厳選された素材と、職人の技術が評判の、
地元の人々から長く愛されている名店です。

20年前から、初代店主とその息子であるお施主様が店に立ち、

昨年末、二代目としてお施主様が店を引き継ぐことになりました。


「親父の代から改装は考えていましたが、なかなか機会がなくてね。

代替わりは良いタイミングかもしれないと思って、改装工事をしようと決めました」

課題は外壁。寒さと騒音のない空間を。

課題を抱えていたのは、店舗の外壁。
かつて三味線屋だったという店舗の外壁は、全面ガラス張り。
さらに、片引きの自動ドアが設置されていました。

「すきま風が入ってくるので、冬は特に寒さが気になる。
壁側に座るお客様に、寒い思いをさせるのが申し訳なくて。
外を走る車の音や、人の声が聞こえてくるのも落ち着かないので、
なんとか改善したいと思っていました」

店を引き継いだ後に控えていた新装開店は12月。
寒さが増すその前に、改装工事を終えられないか…と考えていたところ、
田村工務店のWebサイトを見つけました。
「Webサイトに、スタッフの方の顔写真が出てるじゃないですか。
その写真にすごく安心感がありました。
『この人達なら、お任せしても大丈夫なんだろうな』という印象を受けました。

見積りの相談で電話したときも、丁寧に対応していただいて。
店舗に来てもらったら、こちらの希望をしっかりきいてくれるし、アドバイスもくれるし。
『この人達にお願いすれば間違いない!』と思いましたよ」

窓はいらない?お客様が落ち着いて過ごせる店とは。

寒さや外の音を気にせず、落ち着いて食事を楽しめるお店にしたい。
そんな思いから、お施主様は当初「窓のない外壁」をつくろうと考えていました。
改装がスタートすると、田村工務店からのアドバイスを受けて、
窓をつけることに対するイメージが変わったと言います。

「『初めて店の前を通る方にとっては、店内が少しでも見えた方が
安心感がありますよ』とアドバイスをいただいて。
確かにそうかもな、と思ったんです」

そこで、檜を使った格子窓をつけることに。
檜を選んだ理由には、鮨職人としてのこだわりがありました。
「鮨屋といえば檜なんです。親父の代につくったカウンターも檜の一枚板。
熱湯をかけて手入れして、ずっと大切に使っています。
職人ならではかもしれませんが、木を使うことにはこだわりがありますね」

格子窓のおかげで、店内は丸見えにならず、
食事中のお客様が不快な思いをすることもありません。
新装開店後、この格子窓から店内を覗いて初めて入店されたお客様もいたのだそう。

「店内を覗いて気になったので…と言って、来店してくださる方もいます。
初めての方はもちろん、常連のお客様からも好評ですよ。
『落ち着く雰囲気になったね』と声をかけていただいてます。
アドバイス通りに窓をつけて、本当に良かったですね」
新装開店した店舗の外壁は、柔らかな柳色。
檜の格子窓と、入り口の扉があり、
その扉の左右には1つずつ、看板が設置されています。

扉の右側には、「鮨」の一文字が刻まれた看板。
左側には、ひらがなで店名が書かれた木の看板。
どちらも、新装開店に併せて新調した看板です。

「看板の配置は、特に悩みましたね。
扉の左右どちらかに2つ並べるか、それとも、看板は1つにした方がいいのか…。
田村工務店さんに相談したら、ここでも色々なアイデアをもってきてくれて。
『看板は両方あった方がいいですよ。鮨の一文字の看板はこちら側で、
店名の看板は反対側だとどうでしょう』と一緒に考えてくれて。
おかげで、一番しっくりくる配置に決まりました」

何枚もの候補から見つけた「店の顔」。

さらに、看板についてはもう一つエピソードが。

「店名が書かれた看板をつくることは決めていたのですが、
どんな文字にしようか、デザインはどうしようか、決めかねていました。
そしたら、田村工務店さんが書道家の方に依頼して、
看板用に書かれた店名を何枚も持ってきてくれたんです」

何枚もの候補の中に、お施主様がとりわけ気に入った1枚がありました。

「店の名前には漢字が使われているのですが、
候補の中に1枚だけ、店名を全部ひらがなに変えて書かれたものがありました。
もう、一目見た瞬間に『これだ!』と思いましたね」

そのひらがなの文字が、現在の看板に。
店の顔として、外壁に掲げられています。

「田村工務店さんが『書の心得がある方に書いてもらった方がいい』と勧めてくれて。
お願いしてよかったですよ。
本当に、施主の気持ちに寄り添ってくれるいい工務店さんだなと思います」

変化しながら、店の歴史は続いていく。

新装開店してから約1ヶ月。
店にはある変化がありました。

「若い世代のお客様が増えましたね。
近隣に引っ越してきたファミリー層の方が店の前を通りかかって、
『入ってみたい』と思ってくれるみたいで。
外壁が新しくなって、目にとまるようになったんでしょうね」

名店の二代目として、その歴史を受け継いだお施主様。
現在修業に出ている息子様も、あと数年で店に戻ってくる予定なのだそう。
再び、親子で店に並ぶ姿を見られる日も近いかもしれません。

変化を重ねつつ、店の歴史はこれからも続いていきます。

「幅広い世代のお客様が足を運んでくださる店になれば嬉しいですね。
常連さんにも、新しいお客様にも、もっと満足していただける店にしたいです」

Q&Aお客様に聞きました

田村工務店で改装をすることを決めた理由は何ですか?
外壁の改装工事を依頼できる工務店を探していて、田村工務店さんのWebサイトを見つけました。田村工務店さんのWebサイトには、スタッフの方の顔写真が出ていますよね。「こういう方が対応してくれるんだ。すごく安心感があるな」と思いました。問い合わせの電話をしたら、受け答えもすごく丁寧。実際に店に来ていただいた際も、私の希望に対して親身にアドバイスをくれて。ここなら任せても安心だなと思って、依頼を決めました。
改装の過程で印象に残っていることは何ですか?
特に悩んだのは、看板の配置です。田村工務店さんに相談したら、色々なアイデアを持ってきてくれました。店名が書かれた看板も新調したのですが、当初は、既存の書体を使った看板にしようと思っていました。そしたら、田村工務店さんが書道家の方に依頼して、看板用に書いた文字を何枚も持ってきてくれたんです。施主に寄り添ったアイデアを出してくれる、良い工務店さんだなと思いましたね。
完成した店はいかがですか?
お客様の反応がとても良いです!常連さんからは『落ち着くね』と声をかけていただいています。改装前は、外壁に窓をつけないことを想定していましたが、田村工務店さんからのアドバイスで格子窓をつけました。改装後には、格子窓から店内を覗いて、後日来店してくださるお客様もいて。窓をつけてよかったですね。さすがプロだなと思いました。
これから、どんな店にしていきたいですか?
親父の代から通ってくださる常連さんも大切にしつつ、若い世代の方々にも来ていただける店にしたいです。最近は、店の前を通りかかった方が来店してくださる機会も増えました。外壁が目にとまるようになって、『入ってみたい』と思ってくださるんでしょうね。近隣に住み始めた若い世代の方にとっても、馴染みの店になれたら嬉しいです。

リノベーション

DATA

  • 建築場所
    東京都
    家族構成
    -
  • 敷地面積
    -
    建物面積
    -
  • 1階床面積
    -
    2階床面積
    -

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