両親の想いが詰まった家。 だからこそ、新しい住まいに昇華する。

N様邸/東京都三鷹市

リフォームという形に見出した、実家の再生。

緑豊かな三鷹市にある閑静な住宅街の中にある、深緑色の外壁が印象的な一軒家。
N様ご家族が、今年の1月にリフォームを終えたばかりのマイホームです。

元々は、N様のご実家としてご両親がお住まいでした。
お二人が亡くなられた後は誰も住むことがなく、しばらくそのままの状態になっていたのだといいます。
そんなご実家をリフォームすることになったのは、
傷んでいた床や雨戸を修理したいと考えたのがきっかけでした。
「この家をどうするかというのは、ずっと考えていたんです」とN様はいいます。
「このまま売ってしまおうか」「人に貸し出した方がいいのではないか」など、
家族からはいろいろな意見が出たそうですが、
「まずはあまりお金をかけずに傷んだところだけを直そう」ということになったのだそうです。

そのときに相談したのが、田村工務店でした。
以前から近所にある自宅の修繕を何度もお願いしていた経緯があり、今回も真っ先に連絡を入れたのだといいます。
「とはいえ、実家は私が中学生の頃に建てた古い家。社長さんに一度家の様子を見ていただいたんですが、
『状態が悪いので、基礎からつくり直した方がいいですよ』という話になったんです」
その際、「単に老朽化の補修をするのではなく、住宅の性能を向上させる工事を行って、
より快適に暮らせるようにするという選択もあるのではないか」と提案を受けたN様。
リフォームだけなら圧倒的にコストを抑えられることを知り、
またご自身に新築の家に対する憧れがあったことから、実家のリフォームを決意したといいます。

外壁へのこだわりが、家の印象と過ごしやすさを生む。

実家をリフォームすることになり、N様ご家族が特にこだわったのが断熱改修と外観でした。

「実家も、私たちの自宅も、どちらも古い家だったので、
冬になると隙間風が入ってきて、とにかく寒かったんです。
そんなお話を田村工務店さんにしていたところ、
新しい外壁用の断熱材があることをご紹介いただいて。
断熱効果が高いだけでなく、省エネ住宅の補助金を利用できるというお話もお聞きしたので、
すぐにお願いすることになりました」

また、外壁の色も熟慮を重ねられたと言います。
「田村工務店さんから『最近は黒っぽい外壁が多いですよ』
『こういう外壁のパターンもあります』と説明していただきながら、
カタログや実際の素材のサンプルを見せていただいて。
そこで、一度カタログをお預かりして家族と相談したところ、
『外壁は緑、窓周りは白くしたいね』という話になったんですが……」

ただ、カタログやサンプルで見た印象と、建物として見た印象は違うものになりがちです。
そのため、「本当にこれでいいのか」と何度も考えてしまったのだとか。
そんなとき、奥様がご近所に同じような緑の外壁のお家を発見!
散歩を兼ねて確認しに行ったところ、思い描いていた通りのイメージだったのため、
ようやく色合いを決定できたのだといいます。

二間だけのリビングが、広々と快適な空間に。

室内に入ると、すぐ目の前には広々としたリビングが。
玄関とリビングを仕切るものをあえて取り付けていないこともあり、空間に奥行きを感じることができます。
「『仕切りはつけるのをやめましょう』と提案してくれたのも、田村工務店の社長さんです。
元は二間ほどの空間だったんですが、これほどまでに広く感じるようにしていただいたのは、本当に感謝です。
事前に3D CADで設計図を見せてもらい、
その場で追加の要望も加えながら調整していただいたんですが、
まさにイメージ通りにしていただくことができました」
そんな新しいマイホームの中で一番のお気に入りスポットを聞くと、
「リビングのソファーですね」とN様はいいます。
最近では、ソファーの上でリラックスしながら、
Amazonプライム・ビデオで映画を見るのが週末の恒例。
「このあたりは人通りが少ないので、すごく静かなんです。
だから、映画に集中できるんですよ」と教えてくれました。

また、室内で快適に過ごせるのも大きなポイントです。
「この家は魔法瓶のような構造なので、
部屋を暖めればその後ずっと一定の温度を保ってくれるんです。
それは、冷房もしかり。
まだこの家で夏を経験していませんが、今年からは涼しい時間を過ごせそうですね」

親から子へ、新しい物語が始まっていく。

改めて完成した家の外観を拝見すると、
外壁が緑豊かな住宅地の風景にもよく溶け込んで、とても上品な空気感を醸し出しています。
「いろいろ悩みましたが、家が生まれ変わってよかったです」とN様も大満足です。

生まれ育った場所で、あらたな生活をスタートさせて約半年。
最後に、「この新しい家でどのような毎日を過ごしていきたいですか」と尋ねたところ、
「今はこうやって家族で暮らしていますが、
もしかしたら、いつかは誰かに貸すということもありえるかもしれません。
でも将来的には、いつか息子2人が結婚して、
どちらかがこの家を大切に使ってくれるといいですね」と目を細めます。
両親の大切な想いを引き継ぎながら、次世代のための家へと昇華したN様のマイホーム。
ご家族の新しい物語が、ここから始まっていきます。

Q&Aお客様に聞きました

田村工務店で家を建てると決めた理由は何ですか?
私たちは以前からこの近所に住んでいて、その一軒家で修繕が必要になるたびに田村工務店さんにお願いしていたという経緯がありました。外壁全体を直していただいたり、玄関も新しいものに替えていただいたり、本当にいろんなことでお世話になっていて。家のことで何かあるとすぐに連絡を入れさせていただくという感じですね。そういう付き合いがずっとあったこともあり、今回の実家の件でも真っ先にお電話させていただきました。
家づくりの過程で印象に残っていることは何ですか?
妻がこの近所をよく散歩していたんですが、その度に「今日はこのくらい進んでいたよ」という話を聞かせてくれていました。私も時々見に来たんですが、あるとき床が全部なくなっているのを目にすることがあって、「こんな感じになるのか」と感慨深い気持ちになりました。前の実家がなくなるのは少々寂しい感じがありましたが、基礎などの一部分は残してもらいましたし、何よりも新しい家ができあがることが楽しみにしていたと思います。
完成した家に住んでみていかがですか?
前の実家も住んでいた家も、どちらも古い一軒家だったんです。そのため、冬は隙間風が非常に寒かった想いがありました。また、昔の家の作りなので、部屋の仕切りが多く、狭さも感じていました。1月にこの家が完成して思ったのは、とにかく暖かくて広々としているということ。このあたりは人通りも少なくて静かなので、非常にのんびりできる空間になったと思います。
これから、この家でどういった暮らしを送りたいですか?
まだ、家具などを揃えきれていないので、この家に合わせて少しずつ買い集めたいと思っています。最近、田村工務店さんから近所の素敵な観葉植物屋さんを紹介してもらったので、今後は緑を増やしていきたいとも思っています。将来的にはもしかしたらこの家を賃貸に出すかもしませんし、どうなるかわからないですが、いつかは子どもたちが結婚して、この家に住んでくれれば……と思っていますね。

リノベーション

DATA

  • 建築場所
    東京都三鷹市
    家族構成
    ご夫婦+ご子息2人
  • 敷地面積
    -
    建物面積
    69.59㎡
  • 1階床面積
    33.98㎡
    2階床面積
    35.61㎡

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