キッチンから家族の顔が見える喜び。変化とともに、自分たちでつくり上げる家。

F様邸／東京都三鷹市

愛着のある我が家のリノベーション。

F様ご夫妻と2人のお子様、小鳥のピーちゃんが暮らしていた築40年の一軒家。
もともとは賃貸として住んでいたご自宅でしたが、
お子様が成長したことで、購入することになりました。

「購入した時から、いずれリノベーションはしたいと思っていました。下の子が犬を飼いたいと言い始めたこともあって、『じゃあ、リノベーションを終えたら犬を飼おうか』という感じで、検討を始めました」
実は、以前から田村工務店のことは知っていたというご夫妻。

「田村工務店さんで働くスタッフの方のお子様と、うちの子が通う幼稚園が同じだったので、会社のお名前は知っていました。そのあとも、知り合いの方が田村工務店さんでリフォームしていたり、あちこちでお名前はよく耳にしていましたね」

ハウスメーカーへの依頼も検討していたそうですが、
「地元に密着した工務店の方が、丁寧にフォローしていただけるのでは」と考え
田村工務店に相談することを決めました。

初めての打ち合わせは、F様のご自宅で行われました。

元のオーナーの意向で、木材がふんだんに使われた家の佇まいや、
奥様が集めたアンティーク家具やオブジェが並ぶリビング。
そんなご自宅の様子を見た田村工務店のスタッフからは、
「この雰囲気を残したリノベーションを進めましょう」と提案を受けたといいます。
「この家の雰囲気も好きだったので、そこをわかっていただけたのは嬉しかったですね」

コロナ禍やお仕事の都合もあり、
打ち合わせは一時中断されたものの、3年後に再開。
あらためて、田村工務店とのリノベーションがスタートしました。

家族の顔が見えるキッチンを。

一番の課題は、
部屋の奥に設置されていたキッチンでした。
「キッチンにいくと家族の顔が見えないので、寂しかったですね。家族の顔が見える対面キッチンに憧れがありました」

奥まったキッチンの横には、混雑しやすい洗面所とお風呂場が。
お子様の成長やライフスタイルの変化に合わせて
生活動線も改善していく必要がありました。

「リビングに対面キッチンをつくって、キッチンを中心にした回遊動線をつくる。これが一番最初に希望していたプランでした」

最適なコストバランスを求めて、検討を重ねる。

対面キッチンをつくることは、
全体予算の中でも大きな割合を占めることがわかりました。

キッチンだけでなく、床の張り替えや、水回り設備の移動など、
ほかにもやりたいことはたくさんあります。
決められた予算の中で、家族にとって一番良い住まいをつくるには……。
最適なコストバランスを求めて、田村工務店とご夫妻の話し合いは進みました。

「キッチンを動かさないプランや、流しの向きを変えるプランなど、田村工務店さんからは予算ごとにさまざまなプランを出していただきました。どこにコストを費やして、どこを削るか……。相談しながら、検討を重ねました」

悩んだ結果、一番最初に希望していた対面キッチンのプランを採用。
その分、コストを抑えられる床材を探したり、
手を加えずに残す部分を決めたりしたことで、
予算内でのリノベーションが実現しました。

念願の対面キッチンで「世界が変わった」。

キッチンを中心にした回遊動線を取り入れることで、
空間につながりが生まれました。

木のぬくもりを感じるリビング・キッチンとは対照的に、
洗面所や浴室などの水回りはシンプルで清潔感のあるデザインに。

キッチンがあった場所は、
広々とした脱衣所兼ランドリールームに生まれ変わりました。
「洗濯機からそのまま部屋干しできるのですごく便利です。毎日の家事が楽になりました」
念願の対面キッチンには、無垢の木が使われています。
ご夫妻がショールームに足を運び、
家の雰囲気に合わせて選んだものなのだそう。

「対面キッチンにすることは、田村工務店の店長さんの後押しもありました。『主婦目線でもおすすめですよ』と。採用してよかったです。本当に、世界が変わりました。どこにいても家族との一体感があるというか。キッチンからみんなの顔が見えるので、すごく嬉しいです」

家づくりの仕上げは、自分たちで。

床下には断熱材が敷かれ、以前のように寒さを感じません。
老朽化に伴い開けにくくなっていた窓はすべて改修され、
木の窓枠が取り付けられました。
ダイニングにあった大きな窓は高窓になり、室内に優しい光を取り込みます
２階の床には傾きがありましたが、上貼りをして補強。
仕切りをつくって、お子様一人ひとりの子供部屋が完成しました。

玄関やリビングには、リノベーション前から使われていた
手仕事の温もりを感じる家具やオブジェが並びます。
家づくりのフィナーレは、ご夫妻による漆喰の施工でした。
「田村工務店さんが開催しているワークショップに参加して、漆喰塗りを体験しました。そのときに、リノベーションの際は最後に自分達で漆喰を塗ろうと決めていたんです」

「リビングの方からはじめたので、そちらは少し不恰好かも」と笑う奥様。
ご夫妻が仕上げた漆喰の壁は、窓からの光を受けてやさしい表情をみせています。

４人と１羽、１匹の新しい生活。

新しい家での生活がスタートして半年が経ちました。
新たに子犬のポテちゃんをお迎えし、
現在は4人と1羽、1匹の生活になりました。

ここから10年、20年後。
ご家族にはどんな変化があるのでしょうか。
F様ご夫妻には、少しだけ想像しているプランがあるようです。

「リノベーション中、田村工務店さんが提供してくれる仮住まいで暮らしていました。平家の3DKだったのですが、その家が暮らしやすくて。ダイニングキッチンを囲むように部屋があるので、家族のコミュニケーションも活発になったような気がします。いつか子供たちが独立して、建て替えることになったら、あの仮住まいのような平家にするのもいいかもね、なんて話しています」

Q&Aお客様に聞きました

田村工務店でリノベーションをすることを決めた理由は何ですか？
以前から田村工務店さんの名前は知っていましたし、地元密着型の工務店さんがいいんじゃないかなと思っていました。キッチンを移動するプランについて、他社からは「できない」と言われていましたが、田村工務店さんはさまざまなアイディアを出して一緒に考えてくれて。私たちの希望に沿った提案をいただけたことが嬉しかったですね。家が完成したあとも、何か困ったことがあると連絡しています。
リノベーションの過程で印象に残っていることは何ですか？
工事の様子を見に行くこともありましたが、大工さんも職人さんも、みんな優しく対応してくれました。家づくりの最後の仕上げに、自分たちで壁に漆喰を塗ることにしたのですが、その時も塗装の職人さんが声をかけてくれて、コツを教えてくれたんです。最後には刷毛までいただいて！良い方ばかりでしたね。夏場の暑い中で漆喰の壁を仕上げたのも良い思い出です（笑）。
リノベーションした家に住んでみていかがですか？
仕事帰りにしょっちゅう見に来ていたので「やっと入れる！」と思いました（笑）。リノベーションしたところは全部満足しています。子供たちは自分の部屋ができて嬉しそう。特に悩んだ対面キッチンもつくってよかったですね。世界が変わりました。家族との一体感があるというか。以前はキッチンに行くのが苦痛でしたが、いまは家族の顔が見えるので嬉しいですね。
これから、この家でどういった暮らしを送りたいですか？
予算の調整上リノベーションできなかった部分もありますが、いずれ手を入れたいですね。いつか子供たちが独立したら、工事中に田村工務店さんから提供していただいた仮住まいのような家にしてもいいかなと考えています。平家の３DKで、ダイニングキッチンを囲むように部屋が配置されているので動線もシンプル。「老後はあんな感じの家にするのもいいね」と話しています。

リノベーション

DATA

  • 建築場所
    東京都三鷹市
    家族構成
    ご夫婦+ご子息1人+ご息女1人+小鳥のピーちゃん+ポテちゃん
  • 敷地面積
    -
    建物面積
    -
  • 1階床面積
    -
    2階床面積
    -

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